2連対上位の12基が出揃ったが、前評判では遠藤エミの64号機と平山智加の18号機。両基とも調整が合えば出足がトップ級に仕上がるだけに、まずは注目したい。その他では西橋奈未の14号機、渡邉優美の72号機、川野芽唯の11号機、宇野弥生の16号機。その中でも14号機は近況、伸びは抜群の動きを見せていて、こちらも注目。しかし、11月29日から温水パイプが装着されているだけに、それ以外のモーターも調整次第では気配一変は十分にありそう。

トライアル戦メンバーの前検一番時計は西橋奈未が叩き出した6.64。モーター抽選結果でも触れたように本体の素性の良さを好タイムでも証明する結果となった。遠藤エミが6.69、三浦永理、細川裕子、宇野弥生が6.71をマークして西橋に続いた。遠藤の64号機も好素性の一基に入るが、走り慣れた細川と宇野の地元勢の活躍にも期待を込めたい。以下は渡邉優美と海野ゆかりが6.72とトップとも大差のない時計を記録した。

2連対率の上位12機はトライアル出場12名が使用の為、シリーズ組はそれ以降が対象。その中でも、平川香織が引き当てた39号機は直近パワフルな動きを見せており活躍必見。平田さやかの27号機は3節連続で優出中と直線系が強め。10月の女子戦で勝浦真帆に初V献上した62号機は黒澤めぐみに。他には12号機の滝川真由子、21号機の守屋美穂、61号機の勝浦真帆、63号機の門田栞、74号機の津田裕絵が評判機を獲得。

6.54をマークした山下夏鈴が一番時計。前検特訓ではスタートこそバラついていたが、タイム通り直線系統にはパンチ力が見えた。元々伸び調整が売りのタイプで、更に仕上がれば怖いひとり。続いたのが6.57で守屋美穂。モーター2連対率こそ低い21号機だが、度外視していいパワーを備えている急上昇機。守屋の実力も加味すれば、優勝候補筆頭だ。モーター抽選で取り上げた平川香織、平田さやか、勝浦真帆も好タイムを計測。