準優で唯一逃げた石野が優勝戦のポールポジションを奪った。出足、回り足をトップ級に仕上げ伸びもヒケを取らないレベル。最後も堂々と押し切り通算10回目のSGVへ。勝負所で鮮やかなまくりを決めた濱野谷が相手。2コースから素早く差してバック肉薄する。深谷はカドに持ち込みまくり差し狙い。SG史上5人目の女子ファイナリストになった倉持も今シリーズはツキが味方、軽視はできない。

ほぼ横一線のスリットから、絶好枠の石野が先マイを放ちます。濱野谷が差しを仕掛けるも及ばず、石野がバックストレッチで先頭をキープ。石野は続く2マークを落ち着いた旋回でクリアして、後続との差を拡大します。そのまま手綱を緩めることなく石野が堂々たる逃走劇を演じ、ボートレースオールスター2度目となる優勝。通算10度目のSG制覇となっています。濱野谷は2着に入線。3着には倉持が入っています。