予選ラストカードの絶好枠は井口が占める。2連対率29パーセントのモーターでも、調整を合わせ数字以上に引き出してきた。インから外に負けない仕掛けを放ち逃走態勢を築く。初日からオール3連対を守り茅原が好調をキープ。3日目は逃げを決め機力もグッと上昇。的確なコーナーさばきでバック好位置に出る。豊田が思い切りよく握って回り一角崩しを狙うが、一番差しで食い下がる片岡、魚谷も実戦足が良く軽視できない。

トップスタートは豊田に譲るも、インから伸び返した井口がまくらせず差させずのターンを披露します。井口はあっさりと艇団を抜け出してバック快走。みるみる他艇を引き離すと一人旅へと突入します。残る周回も手綱を緩めず走り切った井口が堂々の勝ち名乗り。準優勝戦に駒を進めています。次位争いは片岡、和田、茅原の3人による三つ巴の攻防。1周2マークでブイ際を突いた片岡に軍配が上がっています。