唯一のオール3連対で予選トップ通過を決めた末永が準優勝戦11レースの1号艇を獲得。出足、回り足を軸に仕上がりは良好。質のいいスタート、自分のターンができれば死角はなし。あと2つは己との戦いになるだろう。原田が隣からプレッシャーをかける。ブイ際を狙って、渾身の差しハンドルを繰り出すか。下條の舟足が日毎に上昇中。まくり、まくり差しから好位進出へ。宮地、枝尾、川上は展開を探って顔を出したい。

全艇0台に踏み込む激しいスリット合戦の中、末永が会心の速攻戦を展開。まくりにいった下條も遠く及ばず、末永は早くも大きく差を開きます。その後も周回を重ねるごとに盤石の態勢を築いた末永が快勝。自身の誕生日に花を添える勝利で、G1タイトル奪取へリーチをかけています。1周2マークで下條と枝尾が競り合う間に、内側をくるりと回った原田が2番手に浮上。ラスト1枠を手にしています。