準優三番勝負はいずれも1号艇が勝利。結果、太田がポールポジションに収まった。行き足中心に仕上がりは万全。スタートも決まっており、Vの最短距離にいることは間違いない。しかし、機力で凌駕する原田に、歴戦の猛者・西島も優勝に手が届く位置におり、混戦に拍車。無論、ダッシュ勢も虎視眈々とスキをうかがう。狙って面白いのは飯島。4日目に通算1500勝を達成するなど、自身に追い風が吹いている。モーターも高値安定。大仕事をやってのけるか。

原田がコンマ11のトップスタートを決めますが、伸び返した太田が1マーク先マイ。わずかに膨らんだところを、原田と金子が角度よくまくり差していきます。原田が力強く引き波を超えて、バックストレッチで先頭を奪取。一気に太田を引き離していきます。最後まで手綱を緩めることなく周回を重ねた原田が、優勝のゴールラインを通過。原田が第22代マスターズチャンピオンの栄冠に輝いています。