準優勝戦は全てイン逃げ決着。予選トップ通過の馬場が優勝戦の絶好枠で登場する。序盤から変わらず回ってからの力感があって、先に回れれば押し切りは濃厚。松井のコース取りは気になるところだが、進入は枠なりとみる。通算8度目のG1制覇へ渾身の逃げを決めるか。対抗には瓜生を指名。逆転Vへチャンスのある仕上がり。ブイ際差しから好勝負必至。太田も舟足はいい。果敢に攻め込み一発勝負へ。吉田、峰も大差はなく虎視眈々。

トップタイミングは松井に譲りましたが、馬場もバチっとスリットを決めて1マークを先マイ。有無を言わさぬターンを繰り出し、後続をシャットアウトします。馬場は力強い立ち上がりからバックストレッチで早くも安全圏を構築。あっけなく一人旅に持ち込むと以降も手綱を緩めることなく航走します。ファンの人気に応えた馬場が電光石火の速攻劇で完勝。通算8度目のG1優勝を高松宮記念初制覇で果たしています。