予選トップ通過の新開が、準優も危なげなく逃げ切り優勝戦の絶好枠を奪った。モーターは申し分のない仕上がり。昨年11月の常滑ダイヤモンドカップ以来となる2度目のG1制覇へこん身の逃げを放つ。シリーズを通して安定感が光った中田は2コースから素早く差してバック伸び比べに持ち込みたい。F2でも抜群の機力を誇る椎名。スタート勝負はできないが、パワー勝負で逆転を狙う。関はヤングダービーに続く地元G1連覇に気合が入る。

武田がスリットで踏み込んでノゾきますが、絞りきるまでには至らず。その間に新開が伸び返して冷静に先マイを放ちます。1マークで好旋回を披露した新開は後続を突き放すと直線でリードを拡大。次コーナーも難なくクリアして勝利を揺るぎのないものとします。そのまま最後まで落ち着いて周回を重ねた新開が先頭でゴールイン。赤城雷神杯は初、通算2度目のG1制覇を果たしています。