優勝戦の1号艇は、準優勝戦をインから力強く押し切った新田がつかんだ。舟足はバランスが取れてまとまっており機力負けはなし。ラストもスリット横一線にまとめて外完封の逃げを決める。山口のピット離れがいいが、入海もかつての看板モーターを押し上げ4日目から3連勝と勢いに乗っている。2コース堅守から差して新田を追撃。出足、行き足が完調の山口もセンターから全速戦で迫る。カドからダッシュを乗せる上野に、ターン回りがパワフルな松田も、展開ひとつで浮上するシーンも。

山口が3カドに引いて12/3456の進入隊形になります。ほぼ横並びの揃ったスタートから山口がノゾきますが、入海がカベとなって攻めきれず。その間に新田は1マークを先取ります。上野と松田が差して応戦するも、新田が先頭を堅守。直線で後続と大きく水を開けるとここから新田の独壇場となります。次コーナーを難なくクリアした新田は、最後まで安定した走りを見せてフィニッシュ。通算で4度目のG2タイトルを手にしています。