得点率トップ通過を果たしたのは、出足を軸にモーター勝率以上の仕上がりで、オール3連対の安定航跡を刻みシリーズをけん引した新田。フライング一本持ちの足かせはあるものの、スタートもまとまっており準優勝戦ラストの12レースもインからスリットきっちりまとめてファイナルの1号艇を手にする。次位は混戦模様も、選手間で伸びが評判になっている松尾に期待。スリットのぞいて新田に迫る。鈴谷は2コースから差し粘るレース。佐々木は松尾を差しに回すスタートを決めたい局面。

コンマ09の快スリットから新田がイン逃げ体勢。まくらせず差させずの付け入る隙を与えない好旋回を繰り出すと、早くもバックストレッチで抜け出します。新田は1周2マークも無駄なく回ってセーフティリードを構築。悠々の一人旅を終えた新田が1着を取り切って、優勝戦ポールポジションへと駒を進めています。1周1マークを切り込んだ松尾が先行する佐々木をとらえると、次コーナーで振り切り2着に入線。