し烈な準優勝戦を勝ち上がりV最短距離の1号艇を手にしたのは中島。安定感抜群の実戦足を武器に仕上がりはトップクラス。3日連続となる12レースのインから、こん身のスタートを踏み込んで地元の三国では3度目となるG1タイトル奪取へ逃げ込む。相手筆頭は同じく地元の看板レーサー今垣。得意の2コースから機敏に差して中島と首位攻防を演じる。吉川がセンターからフルターン勝負に出るが、1着こそないものの、5コースから絶品のまくり差しで1マークを攻め立てる峰の大ワザにも注目を。

吉川がコンマ05のトップタイミングでスリット超えるも、1マークまでに伸び返した中島が先マイします。まくらせず差させずのターンを披露した中島は続く2マークも先制。ここで後続を引き離してリードを奪うと、安全圏を構築します。中島は最後まで手綱を緩めず走り切り、堂々の逃走劇で勝ち名乗り。悲願となる北陸艇王決戦の初制覇を果たしています。次位には差し順走の今垣が入線。