12レースは高松宮記念覇者6名による争い。好枠にエントリーされた地元3者が、住之江巧者の遠征3者を迎え撃つ図式となる。中心はモーター勝率なりのパワーがある太田。進入は枠なりの3対3が有力。マイペースのイン起こしから、最内経済コースをクルリと回しレースの主導権を握る。田中が2コースから定石通り差しに構えるが、仕上がりは伸び寄りなだけに、外をブン回る湯川も好勝負。2日目連勝ゴールを決めて通算2000勝へ王手をかけた濱野谷も好リズム。4コースカド位置から自在戦で浮上狙う。

太田がトップタイミングの踏み込みから他艇をシャットアウト。1マークでまくらせず差させずの旋回を繰り出すと、早くもセーフティーリードとなります。一人旅となった太田は、最後まで手綱を緩めることなく航走。地元ファンの人気に応える逃走劇で今節2勝目をあげて、ポイントを上積みしています。1周2マークで巧みなハンドルワークを披露した田中が2着。3着には濱野谷が入っています。