次世代のボート界を背負うヤング世代の祭典もいよいよ大詰め。V最短距離の1号艇をつかんだのは優良モーター22号機を駆り、2日目から5連勝を決めシリーズをけん引した近江。すべての舟足が強力で優勝戦の中に入っても仕上がりは一枚上。節イチ級の快速機を後ろ盾にして、初のG1タイトルへインから逃げあるのみ。同県の後輩・中村がすかさず差しに構えて香川ワンツーを狙うが、乗れている末永もセンターから全速戦で迫る。機力は平凡でも混戦ならさばき上位の羽野にも出番が回りそう。

コンマ05のトップタイミングで近江がスリット駆け抜けイン先マイ。近江の懐に差しが殺到も、なんとかこらえて直線で一歩前へ出ます。続く2マークを慎重に回った近江を末永が猛追。周回を重ねるごとにグングンと追い上げていきます。最終コーナーまで末永がしぶとく食い下がりますが、しのぎ切った近江が1着でゴールラインを通過。ヤングダービーラストイヤーで嬉しいG1初優勝を飾っています。