12レースのドリーム戦は6名ともに、そこそこのモーターを引き当てたが、中では1号艇に組まれた井口の機歴が一歩リードしている感。進入での乱れはなさそうで枠なりの3対3のスタイルが有力。地元で時計は手の内、互角以上のスタートを踏み込んでイン一気にレースの主導権を握る。瓜生がすかさず差しに構えるが、原田も得意の3コースから角度のいいまくり差しを狙う。5月に入りフライング2本持ちの足かせが消えた濱野谷も、4コースカド位置から気っ風のいい攻め立てでバック浮上を狙う。

好スタートを放った魚谷が大まくりを敢行も、井口がしっかりと受け止めて押し切ります。井口は直線で先頭に立つと、次コーナーも先制ターン。やや艇が流れますが、こらえた井口がジワジワと後続を引き離していきます。そのまま井口が逃げ切って勝ち名乗り。初日を白星で飾り、幸先のよい滑り出しとしています。やりあう展開となった2番手争いは、3周1マークで濱野谷の内を突いた魚谷に軍配。