ここまで3日間の成績が表すように上位陣と比較をすると舟足は分の悪さが出てしまう桐生の40号機。しかし、1号艇の一戦だけに意地の逃げ切りを決めたい。変わらず伸び足は良好ムードの高野を相手に指名。スタート後に艇を伸ばして内勢を一気に沈める展開に持ち込みたいところ。徐々に調整が合ってきている山口は、高野の仕掛けを受け止めて早めに抜け出す走りに徹していきたい。実戦足は軽快な動きを見せている平尾。ここも手堅い捌きで挑む構え。

内3艇がほぼ同体で踏み込むと、桐生が真っ先に1マークへたどり着きます。桐生はまくりも差しも許さないターンを繰り出して、一気に逃走スタイルへ。続く2マークも堅実にクリアした桐生が、後続との差を大きく開きます。最後まで危なげなく走り切った桐生が快勝。予選最終日を2着、1着にまとめ、見事に勝負駆けを成功させています。2周2マークを全速で旋回した高野が次位を確保。3着には中野が入っています。