5日目、準優勝戦で唯一の逃げを決めた片岡が最後も1号艇に座る。日毎に調整を合わせて舟足は納得のレベルに仕上がった。逃げ速攻からV取りへ。中村の実戦足も決して見劣る事のない動き。1マーク迷いの無いハンドルからパワー全開の攻めを見せたい。中村の仕掛け次第だが、市橋は内の流れを冷静に見極めてシャープに抜け出す走りに徹する構え。山田はセンター好位に陣取ってスタート強攻策から強気の突破を図っていきたいところ。

田村が大きく前付けに動いて、2コースを奪取。興津もスロー域に構えて、進入隊形は16235/4となります。単騎ガマシになった山田が唯一の0台スタートを決めると、一気に絞ってまくり一撃！　山田はバックストレッチでグイグイと艇を伸ばし、次位以下との差を拡大していきます。以降も危なげなく周回を重ねた山田が堂々の勝ち名乗り。地元ファンの眼前で自身初のG1優勝を飾っています。