ただひとりオール連対の活躍でシリーズをけん引した桐生が前評判通りの活躍で12レースの1号艇をつかんだ。行き足がトップ級に仕上がる40号機の素性を考えれば、まだ伸びシロはありそうだが舟足は全体的に水準以上はクリアしている。優勝へマジックは2。互角以上のスタートから逃げ一気にV戦の白いカポックを手にする。強力な伸び艇は不在で次位争いは激戦。須藤が2コースからすかさず差し、柳生は外をブン回る作戦。ここ一番の勝負強さは折り紙つきの菊地の速攻戦が脅威の的に。

桐生がトップスタートから問答無用のイン速攻。まくらせず差させずの旋回で1マークをクリアし、後続を突き放していきます。セーフティーリードを確保した桐生は、最後まで手綱を緩めることなく航走。桐生が地元ファンの声援に応える完封劇で、ファイナルへと勝ち上がっています。柳生と飯島の熾烈な2着争いは、2周1マークで柳生が引き波を超えられずに後退。守り切った飯島が滑り込んでいます。