シリーズリーダーの太田が、準優をコンマ12のトップスタートから危なげなく逃げ切り優勝戦の1号艇を奪った。序盤を思えばモーターの仕上がりはグッと上昇。近畿地区選は2015年以来3度目、Ｇ1通算19回目の優勝に向けて最後も渾身の逃げを放つ。相手筆頭は稲田。機力レベルは互角以上、快スタートから太田の内懐を鋭く差す。センター好位置に構える白石は自在に立ち回り肉薄。仕上がりに自信を持つ和田も展開を突いて浮上する。

権藤が6コースを選択し、123/465の並びに。和田が鋭発ショットで踏み込みますが、内寄り優位に伸び返した太田が先マイします。太田は力強い立ち上がりからバックストレッチで早くもリードを確保。続く2マークも落ち着きを持って回ると、単独首位の座を揺るぎないものにします。完璧な逃走劇を演じた太田が1着ゴールイン！　太田が近畿地区選手権3度目の戴冠を果たしています。