石野が大一番のポールポジションに君臨。優勝賞金の3300万円が上乗せされれば、グランプリのセカンドステージは2号艇が確定する。自他共に認める節イチの仕上がり。SG7度目のVへ突っ走る。濱野谷はバランスが取れて納得の足。久々のSG制覇へ、渾身のハンドル捌きを見せるか。「スタートブチ込む」宣言をした井口。最後まで強気に攻める。勝負強さを発揮している毒島だが、機力的に厳しく展開待ち。大外枠の田村は毒島の頭を叩いてのまくり差しを狙う。

濱野谷が僅かにノゾきますが、石野も互角の踏み込みで応戦します。1マークはインコースからしっかり伸びた石野が先マイ。石野はまくらせず差させずのターンを繰り出すと、バックストレッチで早くも後続を引き離していきます。あっけなく独走態勢に持ち込んだ石野は、その後も冷静に周回を重ねて完勝。石野が人気に応える逃走劇を披露して、第22回チャレンジカップを制しています。