準優11レースは3艇フライングとなり、波乱の結果に。よって、毒島が優勝戦の絶好枠となった。低調だった前検から整備で一変し、上位級のパワーに仕上げた。最後もコース有利に運んで昨年のメモリアル以来、SG5度目のVへ突っ走る。今節は巧みな捌きが光った前本。いぶし銀の差しハンドルでメモリアル初制覇に挑む。菊地は飛び抜けた足ではないだけに、スタート力を発揮してどこまで。一発があるなら機技ともに充実の石野。菊地の仕掛け次第では突き抜ける。

進入で内をうかがう桐生に対して、他も譲らずオールスローの隊形となります。コンマ06のトップスタートを決めた菊地が絞っていくも、1マークまでに追いついた毒島が先マイ。菊地はまくり差しから毒島に舳先をかけますが、機力に勝る毒島が力強く伸ばして2マークを先取りします。毒島は菊地を置き去りにすると、そのまま優勝のゴールラインを通過。見事な走りを披露した毒島が、ボートレースメモリアルを連覇しています。