予選トップ通過争いはもつれ、準優の1枠トリオは得点率8.00で並んだ。予選1位の座は着順差で木下に明け渡したものの、準優の大トリは石野が務める。モーターは機勝率以上に動いており、仕上がりはほぼ完調に近い状態だ。ここもきっちりとスタートを踏み込んで押し切るとみた。素早く差し込む吉川が相手筆頭になるが、さばきは負けない松井も軽視は禁物。地元の守田はコース取りから意地をみせるか。

ほぼ横一線のスタートから、石野がイン速攻。吉川と稲田が差し迫りますが、石野がリードを保ちます。石野は他艇をまったく寄せ付けることなく、終始先頭を走ってゴールイン。教科書通りの逃走劇を披露した石野が、優勝戦のポールポジションを手にしています。1周バックストレッチでスルスルと艇を伸ばした稲田が、2番手で2マークを旋回。稲田がここで後続を引き離し、最後の枠に収まっています。