LEVEL.2
フライング・出遅れ

ボートレースでは、規定の時間から1秒以内にスタートラインを通過しなくてはいけない「フライングスタート方式」を採用しており、規定の時間より前にスタートラインを通過すると「フライング(F)」、逆に1秒以上遅れてスタートラインを通過すると「出遅れ(L)」となり、そのレースは欠場とされる。
2本以上のフライング(F)、もしくは出遅れ(L)をしている場合、出走表には「F2」「L2」のように、アルファベットの後ろに回数が記される。
また、フライング(F)や出遅れ(L)をした場合、事故点が科せられるとともに、一定期間レースへのあっせん(出場)が停止させられる。Fなら1本目は30日のあっせん停止、同じ期のうちに2本目を切れば、60日間のあっせん停止となり、1本目の30日間に加算されて合計90日間のあっせん停止となる。スタートタイミング+0.05以上のフライングであった場合には、非常識なフライングとして出場辞退期間に、さらに5日間の出場辞退日数を加算する。そのため、FやLが出走表に記されているレーサーはスタートに対して、他の艇より慎重になる傾向があるのでこの情報も見逃せないといえよう。(2022年5月1日時点)

※欠場艇に関する舟券は全て払い戻し(返還)される