Myベストモーター3機




周年で山田康二が乗って優出2着。準優で敗れた篠崎元志が「山田にはだいぶやられましたね」とそのパワーに舌を巻いていた。中間速や伸びが良いハイパワー機。現時点のエース機はこのモーターだろう。

初下ろしの尾崎鉄也は行き足抜群。安部慎一も着は獲れなかったが伸びは良かった。周年に出てないし目立つ成績もないが、B級が乗っても動く。一線級の選手が乗れば、上位に仕上がる可能性を秘めている。

4月周年が初下ろしとなったが、引いた今垣光太郎(優出して落水)が初日のドリーム第1弾「1stドリーム」で3カドに引き、内の瓜生正義と松井繁をひと飲みして捲り快勝。次節に引いた吉田光も「全部良い」で優出4着と威力を発揮した。

初下ろしは女流の水野望美が追加参戦で使用。白星こそなかったが中間着でまとめた。周年では山田康二が手に伸び足中心に上位をキープ。次節の坪内実は中間速で節イチの動き。プロペラへの反応が良く、出足型にも伸び型にもなる。

周年では今村豊が行き足から伸びの良さを披露した。もっとも「舟も良いんじゃないかな」と良艇効果があった可能性はあるが、次節の木下翔太も前検から伸び中心に軽快な動きを見せた。上位クラスは間違いない。

4月周年で山田康二(準優勝)が仕上げた56号機が素性Aのエース機候補。続く一般戦でも坪内実がスリット過ぎから断然の伸びを見せていた。2連率も45%超で上位に入る好調機はSGでも活躍するはずだ。

上昇機で注目したいのは14号機。周年の茅原悠紀は終盤戦で手応えが出てきたが、次節の柳沢一が「上昇の兆しがある」とプロペラとギアケースで上積みに成功。優勝戦は4コースのカドから一気に攻めて優勝ゲット!

70号機は初下ろしが今垣光太郎。チルト0で「超抜」の伸びを生かして豪快に攻めていた。優勝戦では落水してしまったものの変調はなし。続く一般戦では吉田光が優出して4着。際立つパワーは断然だ。

まだ相場は固まっていないが、将来のエース機候補は56号機。4月周年では山田康二をGI初優出に導いたモーターで、出足、伸びともに上位級。その後の使用者、坪内実も伸び中心に強力な舟足を披露して、周囲を圧倒していた。

気配良好で、初下ろしシリーズの佐々木裕美は伸び寄りだったが、その後は全体的に力強さが加わり、バランスが良くなってきた。使用3節目には大上卓人が準優勝しており、今後も注目していきたいモーターだ。

使い始めは出足寄りの様子で、旋回後にしっかりと押すパワーがあった。周年では辻栄蔵が手にして優出3着。現在は出足、伸びどちらも不安はなく、バランス型。調整の方向次第で大きく化ける可能性を十分に秘めている。

準優勝した「56」は
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4月周年後の一般戦で大上卓人が優出2着。序盤は伸び型だったが、日を追うごとに出足も上昇した「今節ペラはノーハンマー」でも、天候の変化に左右されなかった。かなり潜在能力の高い好素性機だ。