意外なカ・ン・ケ・イ

ひまひまデータ ● 『ひまひまデータ競艇ページ』管理人
年間を通じて活躍した12名が出場するのが「GIクイーンズクライマックス(賞金女王決定戦)」です。出場者はつねにシリーズリーダーに推されるようなトップクラスばかり。そんな選手たちですから、翌年のGIレディースチャンピオンでも活躍しているはず、と思ったのですが・・・
クイーンズC出場12選手は翌年のレディースCで優勝できない・・・?

昨年の福岡・クイーンズC出場組
から優勝者は出ない?
クイーンズCは年間獲得賞金の上位12名が出場します。SG優勝で一気に賞金上積みが可能な年末のSGグランプリとは違い、女子の場合は年間を通じて安定した成績を残すことが条件になります。そのため、クイーンズCに出場した選手は「燃え尽き症候群」なのか、翌年の序盤は調子を崩す傾向のようです。
優出が少ないので、優勝のチャンスも減ります。これまでの3回の大会では、クイーンズC出場12名から翌年のレディースC優勝者は出ていません。
12年クイーンズC出場 →13年レディースC優出 |
13年クイーンズC出場 →14年レディースC優出 |
14年クイーンズC出場 →15年レディースC優出 |
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平山 智加(3着) 山川美由紀(4着) 寺田 千恵(5着) |
寺田 千恵(2着) 平山 智加(3着) 谷川 里江(5着) |
平高 奈菜(6着) |
( )は優勝戦成績

3188 日高 逸子(福岡) | 4433 川野 芽唯(福岡) | ||
3232 山川美由紀(香川) | 4450 平高 奈菜(香川) | ||
3435 寺田 千恵(岡山) | 4502 遠藤 エミ(滋賀) | ||
3999 大瀧明日香(愛知) | 4530 小野 生奈(福岡) | ||
4399 松本 晶恵(群馬) | ● 三浦永理・鎌倉涼・ 滝川真由子は今回不出場 ●川野芽唯は公傷の為欠場となりました。 |
フライング持ちで参戦する選手はレディースCでほとんど優勝できない・・・?
フライング持ちでスタートが行けなくても、実力者ならターンで勝負できます。予選は的確にさばいて勝ち上がることができますが、ここ一番の勝負所になると「横一線のスタート」に持ち込むのが精一杯。96年3月以降のレディースC優勝者で、F持ちだったのは99年・横西奏恵、2000年・柳澤千春、04年・海野ゆかり、12年・山川美由紀の4人のみです。
今回出場選手のうち、7月2日現在でF持ちなのは日高逸子、谷川里江、角ひとみ、松瀬弘美、中里優子、岸恵子、森岡真希、中谷朋子、田口節子、金田幸子、宇野弥生、落合直子、平山智加、川野芽唯(※公傷の為欠場となりました。)、今井美亜の15名です。
平成生まれのレディースC優勝者は・・・ゼロ!
女子選手は同じようなメンバーで対戦する機会が少なくありません。経験豊富なベテランは、若手の走り方の特徴をつかんでいます。捲りが好きな選手なら内側からスタートを合わせに行くといった、選手に合わせた作戦を選択します。こればかりは、何度も見て覚えていくしかありません。
今回出場する平成生まれは喜井つかさ、竹井奈美、塩崎桐加、渡邉優美、今井美亜の5名。「昭和の壁」を打ち破れるでしょうか?
1 藤崎小百合(福岡) | 勝率6.69 |
2 長嶋 万記(静岡) | 勝率6.45 |
3 樋口由加里(岡山) | 勝率6.22 |
4 山下 友貴(静岡) | 勝率6.20 |
5 西村 歩(大阪) | 勝率6.06 |
藤崎小百合は5月住之江、6月三国で優出と好調です。チャンスは十分でしょう。長嶋万記も今年5月の浜名湖で優勝するなど近況充実です。
相性は"王者"並み! 田口節子は津で7優出 6優勝
田口節子 津最近7節成績 | |
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14年 7月 ヴィーナス | 1 1 4 1 1 2 1 1 1 1 1 |
12年 7月 オール女子 | 2 4 1 1 1 1 1 1 2 1 1 |
11年 7月 GII・MB大賞 | 1 1 3 3 4 3 3 3 2 |
11年 6月 オール女子 | 1 4 1 3 1 1 1 2 1 1 |
10年 11月 GIII・女子L | 1 2 5 1 1 2 1 4 1 1 |
10年 3月 オール女子 | 1 2 1 1 4 2 1 3 4 1 1 |
08年 4月 GIII・女子L | 2 1 2 3 1 1 1 3 4 1 1 |
津といえば、松井繁のGI優勝8回が有名ですが、女子でも大の得意にしている選手がいます。今年に入って宮島、若松で優勝している田口節子です。津では4連続優勝を含め最近7節で6回も優勝しています。水が合うのでしょう。

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