グランプリの舞台12月の平和島を分析
グランプリの舞台
12月の平和島を分析
石井 誠司 ●『東京中日スポーツ』
向い風に抑えられているスロー勢を、
ダッシュ勢が一気に潰す!
平和島は風水面だ。南風が吹く夏はホーム追い風が吹き、北風が吹く冬場はホーム向い風が吹く。レースが荒れて万穴がポンポンと飛び出すのは、向い風が吹く冬だ。
向い風の抵抗を受けるスロー勢のダッシュが乗る前に、目いっぱいダッシュを乗せた4カドの選手がスリットで先行。水面が狭く、逃げ場がない平和島では、スリットでフタをされると何もできなくなる。4号艇が一気に捲って4=5、4=6の舟券ができ上がる。SGはインの舟券が主体になるが、今年3月のクラシック準優では1号艇がまさかの全敗。平和島ではボートレースの常識が通用しないことを頭に入れて欲しい。向い風が5m以上吹いたときは勇気を持って“インを消す”こと、それが舟券攻略作戦だ!
一番大事なモーター相場は戦国模様だ。勝率上位ベスト6にSランクはなく、7位~18位の中にSランクの“お宝”モーターが眠っている。イン天国の住之江ならごまかしが利くが、パワー優先の平和島では捲られてしまう。2014年(茅原悠紀がV)と同様に、今回も賞金7位以下からの下克上Vがありそうな気がする。
最後に近況急上昇中のモーターを紹介しよう。25は周年Vから劇的に上昇し、とにかく伸びる。16はスリットの伸びが際立つ。40は10月末に長田頼宗がセット交換してから上位級をキープ。32も中間整備のギアケース交換で一変した。この4基は決定戦に出場しても活躍必至。特に25は今が旬で、シリーズなら頭ひとつ抜けたエース級の動きをするはずだ!

開催期間中の潮汐表
開催日 | 潮 | 満 潮 | 干 潮 |
---|---|---|---|
12月15日(火) | 大潮 | 16:35 | 11:14 |
16日(水) | 大潮 | 17:11 | 11:53 |
17日(木) | 中潮 | 17:47 | 12:31 |
18日(金) | 中潮 | 8:11 | 13:08 |
19日(土) | 中潮 | 8:50 | 13:48 |
20日(日) | 中潮 | 9:29 | 14:34 |
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