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モーターは昨年の7月から使用され約9か月が経過した。Wエースと注目を集める29号機は田村隆信がゲット。もう一方の57号機は椎名豊が手中に収めた。どちらも調整が合えば行き足、伸びが強力なパワー機。両者ともに前検からまずまずの手応えを感じた様子。2連対率トップの72号機は長田頼宗が引き当てた。気配はつかみ切れていない状態でも、前検タイムの良さが示すように期待度は高い。その他では長野壮志郎、林美憲、寺田祥、中野次郎らが2連対率が高く素性のいいモーターとタッグを組んだ。
前検一番時計は長田頼宗がマークした6.76。数字の上では一人抜けたタイム。モーターも2連対率トップの72号機なだけに、パワーの裏付けは十分。2位は藤山翔大の6.81。こちらは伸びをつける調整は手の内、前検から「反応はありました」と、数字以上の気配を見せた。山崎郡と椎名豊が6.84で並び3位タイ。調整が「合えばもっといい動きになる」が山崎なら、椎名は「行き足から伸びは良かった」と、57号機のパワーを実感。女流では、遠藤エミがベスト10入りを果たし「前検は合格」と、モーターに太鼓判を押した。