準優勝戦3番勝負はすべてイン逃げ決着。よってV最短距離の1号艇をつかんだのは予選トップ通過の山田。出足を軸にレース足が強く機力負けはなし。ボート界屈指のスタート力を駆使して自身2度目のG1制覇、そして来年の地元平和島で開催されるクラシック権利をつかむ。茅原が2コースから素早く差して2マーク勝負へ。4コース戦が代名詞の峰もロスなく最内を切り込みバック追撃する。乗れている金子に、エース機のパワーを引き出してきた菊地も侮れぬ。

全艇0台に踏み込む激しいスリット合戦となり、絶好枠の山田が速攻戦を展開。他艇を寄せ付けない走りで抜け出しに成功します。バックストレッチでグイグイと艇を伸ばした山田は、みるみるうちに後続との差を拡大。続く2マークも落ち着いて回ると独走スタイルを構築します。堂々の逃走劇を披露した山田が優勝のゴールイン！　海の王者決定戦を初制覇し、自身2度目のG1戴冠を果たしています。