白い勝負服に袖を通すのは文句なしの成績で勝ち上がってきた瓜生。エースモーターを正確にコントロールして、鬼に金棒の瓜生が最後もきっちりとケリをつけに行くだろう。瓜生の逃走を阻止したいのは、グランプリシリーズを制してなお勢いが増す平本。センターからの積極的なハンドルワークで1マークに照準を合わせてくる。大外に位置する篠崎は「初日の整備が○。日ごとに上向いてる」と展開突く仕掛けに要注意。

トップタイのスタートを踏み込んだ瓜生が1マークを先制ターン。瓜生は残る5艇に付け入る隙を与えず、バックストレッチで早々に首位を固めます。パーフェクトなレースを披露した瓜生が完勝。瓜生が全日本王者決定戦を初制覇、通算13回目のGIタイトル獲得を果たしています。1周1マークをまくって出た池田は、瓜生に届かずも準優勝。平本、篠崎との同期対決を制した新田が3番手で入線しています。