開催初日後半から6連勝と破竹の勢いで1号艇を掴み取った渡邉。舟足もシリーズリーダーにふさわしく抜群の仕上がり。2回目のG1優勝に向けて逃げ速攻を決める。渡邉と比較をしても遜色のない動きを備えている吉田の63号機。差しと捲りの両面策から渾身の旋回で立ち向かっていきたい。変わらず出足以外は不満の残る状況の山口。行き足を含めて全体的に底上げを図りたいところ。紅一点の實森は出足関係の良さを生かして迷いなき攻めで挑んでいきたい。

コンマ06のトップスタートを決めた渡邉がイン速攻。ソトの攻めを寄せつけることなく押し切ると、直線で艇を伸ばします。続く2マークも着実に先取りした渡邉は、さらに他艇との差を拡大。渡邉はセーフティーリードを確保して、悠々の一人旅に突入します。その後も丁寧に航走を続けた渡邉が1着でフィニッシュ。渡邉がおよそ3年ぶりとなるG1タイトルを手にするとともに、初の中国地区チャンピオンとなっています。