次世代スターの祭典・ヤングダービーはいよいよ大詰め。V最短距離の1号艇をつかんだのはオール3連対の安定航跡でシリーズをけん引した新開。3日連続の最終レースのイン戦となれば時計は手の内。マイペースのイン起こしからスリットまとめて先マイ態勢に持ち込む。相手は快速モーターとタッグを組む井上。直線系統は節イチクラス、スリット後にグイグイと行き足をのばし自在戦で新開に迫る。機力は譲っても決め手上位の吉田が井上の攻めに乗ってバック好位へ。乗れている中山も2コースから差し粘る。

展示通りに井上がカドに引いて12/3456の並びになります。井上が勢いよくまくって先制するも、前田がまくり差しで応戦。直線は井上と前田の接戦状態となります。続く2マーク、前田が位置優位に旋回し井上は大きく後退。ここで鋭く切り込んだ中山が浮上し、中山と前田の一騎打ちとなります。一進一退の展開で迎えた3周1マーク、前田が先に回ると中山を引き波に沈め首位の座を確保。守り切った前田が1着でフィニッシュし、ヤングダービーを制しています。なお、2号艇の中山が転覆失格、3号艇の井上が妨害失格となっています。