準優で力強く逃げ切った馬場が、優勝戦の絶好枠をゲットした。機力に抜けた存在は見当たらないファイナルの6名。そうなるとコース有利に逃走スタイルを築く。びわこの秩父宮妃記念杯、下関周年に続く特別戦3連覇へあと1勝。実戦足が軽快な寺田は2コースで差しに的。スムーズにひき波を超えてバック肉薄する。地元のタイトル奪取に力が入る船岡と山口。思い切りよく攻めるのが船岡なら、山口はその展開を見逃さず鋭く艇団を割って入る。

コンマ12でスタートを決めた船岡が力強くまくり差していきます。船岡はバックストレッチでグイグイと艇を伸ばして後続との差を拡大。続く2マークを鋭くクリアすると、首位の座を揺るぎないものにします。その後も安定した航走を重ねた船岡が1着でゴールイン。自身初のG1制覇を達成しています。2周1マークを先に回った山口が2着入線。地元勢のワンツーフィニッシュとなっています。