12レースのドリーム戦は地元のエース・片岡に1号艇。引いたモーターはバランス型で水準以上に動く23号機。「今節はエンジンは触らないと思う。ペラ調整で合わせていきたい」で前検日の感触はまずまず。インをガッチリ固めて外完封の逃げを披露する。田村は前操者の転覆はやや気がかりだが、時間たっぷりの1回走りなら合わせてくるはず。堅実な差しワザで片岡を追う。重成はセンターから十八番のまくり差しを狙う形か。大外発進でもメーカー機とタッグを組む山田も侮れない。

ほぼ横一線のスリットから片岡が1マークを先取りします。重成が鋭角にまくり差しますが、引き波を超えきれずに一歩後退。その間に、片岡が力強く艇を伸ばすと、後続を引き離していきます。大きく水を開けた片岡は、その後も危なげなく周回を重ねる快走。片岡が人気に応える逃走劇でドリーム戦を制し、幸先よく白星を手にしています。差し順走の形になった田村が2着。重成が3着に入っています。