5戦3勝オール連対の活躍で實森が得点率トップ通過を決めた。5月のSG宮島オールスターをほうふつとさせる活躍は、もちろん出足を中心に節イチ級の裏付けがあってこそ。前期A1級の実力をいかんなく発揮している今シリーズは、リズムも最高潮で念願のプロ初Vへあと2回逃げるのみだ。11レースはイン速攻劇でレースの主導権を握る。實森に迫るのは初日のドリームメンバーの2枠の田口、3枠の渡邉。田口は2コースから定石通りに差し、渡邉はスピード前面に3コースから全速戦で勝負。

進入動いた平山が3コースまで入って、125/346の並びになります。深い起こしをものともせず、實森はコンマ06のトップスタート。櫻本が絞っていくと1マークがごちゃつきますが、先に回った實森が逃走体勢へ持ち込みます。セーフティーリードとなった實森は、その後も手綱を緩めることなく航走。實森が優勝に王手をかけています。2番手で櫻本が入着。3周2マークをうまくさばいた平山が3番手となっています。