準優を危なげなく逃げ切った毒島が、二度目の鳴門周年制覇に王手をかけた。SG連覇を引き合いに出すまでもなく、向かうところ敵なしといった印象。勢いは留まることを知らない。10月1日現在の獲得賞金は1億1000万円超え。グランプリまでにどこまで積み上げるか注目したい。これに待ったをかけるのが田村。機力面でのアドバンテージは感じられないが、地元タイトル奪取へ不退転の決意で臨む。石野も仕上がりは万全。抜群の水面相性と勝負強さで肉薄する。

毒島が影をも踏ませぬ逃走劇を披露！　コンマ05のトップスタートを決めると、何もさせない旋回で他艇をシャットアウトします。その後もグングンと差を広げた毒島は、完璧なレース運びで優勝のゴールイン。毒島が今年2つ目のG1タイトルを手にしています。2番手争いは佐々木と木下がデッドヒート。佐々木が2周1マークを先行していきますが、絶妙な差しハンドルを見せた木下が先着しています。