準優ボーダーを6.00で設定すると羽野は、2走16点が必要。決して楽な勝負駆けではないが、予選ラストで巡ってきた絶好枠を活かし逃走態勢を築く。葛原がオール3連対を守り好調。実戦足を軸に舟足もリズム良い。差してバック追走の形を作る。センター好位置に構え村岡が全速強襲、2マーク勝負を視野に入れるが、山地も3日目を2走2連対でまとめジャンプアップに成功した。展開を鋭く突いて連下争いに参加する。

井上がひとつ内に入り、123/465の隊形。アウト勢が好スリットも羽野が伸び返して先マイを放ちます。バックでグイッと前に出た羽野は、続く2マークも豪快にターン。後続と大きく水を開け安全圏へ突入します。その後も危なげなく周回を重ねた羽野がシリーズ初白星。準優勝戦へ駒を進めています。差して順走した葛原が2番手。村岡と山地による3番手を巡る攻防は、最終コーナーを小さく回った村岡に軍配が上がっています。