初日12レースのドリーム戦は東都のエース・濱野谷が1号艇にエントリーされた。引いた69号機は20パーセント台のモーターで特長はないものの、調整が合えば中堅級には動いた実績があるだけに、時間たっぷりの一回走りなら良化は見込める。時計は手の内の地元水面なら互角以上のスリット攻勢からイン一気に押し切る。上昇モーターの茅原がセンター3コースから全速果敢に1マークを強襲。機歴は平凡な桐生でも、2コースなら的確に舟を回して差し粘る形か。最内差しを狙う深谷は混戦を待って浮上図る。

カドの深谷が真っ先にスリット駆け抜けたものの、伸び返した濱野谷が先マイします。まくらせず差させずのターンを披露した濱野谷は、次の2マークも難なくクリア。安定した航走で後続との差を拡大します。その後も手綱を緩めず逃げ切った濱野谷が先頭でゴールイン。シリーズ初戦を白星で飾っています。2着には2周2マークで桐生を振り切った茅原が入着。3着は桐生が取り切っています。