11レースの1号艇は山崎。ここまで未勝利ながら舟足重視の調整で、行き足系統は上昇。インから先に回ってしまえば逃げ切れる機力は備えている。予選ラストカードで巡ってきた絶好枠を活かす。逆転の一番手は毒島。モーターの2連対率を考えると物足りない部分はあるが、調整が合えば十分に戦えるレベル。1マークを自在にさばいて抜け出すかも。手堅くまとめている権藤が差しの一手で粘るが、大外枠でも仲谷の気配が良好、最内を切り込んで浮上する。

鋭いピット離れから毒島が展示よりも内のインコースを奪取。412/356の並びになります。トップタイミングで踏み込んだのはカドに引いた原田。毒島もほぼ互角のスリットを見せますが、ダッシュよく伸びた原田が一気に飲み込んでいきます。原田はバックストレッチで早くも安全圏を確保すると、沈着冷静な走りで勝ち名乗り。予選を白星で締めくくり、準優勝戦に向けてリズムアップしています。