ドリーム戦(チャレンジカップ)

グランプリ出場を懸けた最終バトル。1億円への最短距離、トライアル2nd・1号艇を狙え!
SG第19回チャレンジカップ 準優勝戦制

 年末の大一番・SGグランプリ。獲得賞金ベスト6のアドバンテージは大きい。参戦はトライアル2ndからで、2nd初戦は1~3号艇。モーターとボートも上位6つが優先的に与えられる。グランプリ出場を狙う選手も、グランプリ出場当確組も、全員が勝負を懸けるのが「SGチャレンジカップ」だ。

SG第31回グランプリトライアル初戦の枠番決定方法

トライアル1st 第1戦 12月20日火 第11・12レース

A組   1号艇 賞金8位   4号艇 賞金13位   B組   1号艇 賞金7位   4号艇 賞金14位
2号艇 賞金9位 5号艇 賞金16位 2号艇 賞金10位 5号艇 賞金15位
3号艇 賞金12位 6号艇 賞金17位 3号艇 賞金11位 6号艇 賞金18位

トライアル2nd 第1戦 12月22日木 第11・12レース

A組   1号艇 賞金1位   4号艇 トライアル1st得点率2位   B組   1号艇 賞金2位   4号艇 トライアル1st得点率1位
2号艇 賞金4位 5号艇 トライアル1st得点率3位 2号艇 賞金3位 5号艇 トライアル1st得点率4位
3号艇 賞金5位 6号艇 トライアル1st得点率6位 3号艇 賞金6位 6号艇 トライアル1st得点率5位
ドリーム戦  11月22日火(初日) 第12レース 出場予定選手

●2016年1月~10月31日の獲得賞金額上位6名。

 2009年から5年連続でSG制覇を成し遂げ、14年まで10年連続でグランプリに出場していた。15年は、F禍で苦戦した瓜生にとって不毛の1年だったのか? いや、この年に唐津周年を優勝し、これで九州全5場での周年タイトル獲得を達成して"九州のエース"の地位を揺るぎないものにしていたのだ。そして

全 国 7.96
大 村 7.27

復活弾はやはり九州、福岡ダービーでのSG優勝だった。年間賞金ランクトップに立ったエースが、快走を約束する。

 今年の桐生メモリアルと鳴門周年での勝ち方が菊地らしかった。モーター素性をつかみ取り、その良さをしっかり引き出す。近況の菊地は、その判断作業が素早くなっているのだ。出足を仕上げて臨戦態勢を整え、鳴門周年で8走オール0台スタート、桐生メモリアルでは7走中5走で0台スタートを決めて

全 国 7.89
大 村 7.25

主導権を握った。調整判断力を武器に抜群のスタート力を発揮するパターンをつかみ、充実期に入っている。


 今年は最高にして最悪のスタートとなった。1月唐津周年を優勝して開幕ダッシュに成功したが、3月戸田周年の優勝戦で悪夢のFに散ったのだ。その罰則により下半期のGI戦線から離脱し、賞金レースを争ううえで大きなハンデを背負うこととなった。ならば「SGしかない!」と、鳴門オーシャンC優勝、

全 国 7.84
大 村 7.90

桐生メモリアル優出で賞金上積みに成功。大きな試練を乗り越えた今は、頂点を狙うべく最後まで集中力を切らさない。

 昨年は秋口のSG、GI優出ラッシュでペースを上げ、11月のGI優勝で年末グランプリ出場へ滑り込んだ。一転して今年は平和島クラシックを優勝して、賞金レースで追われる立場となり、その反動で夏場にリズム急降下。それでも9月江戸川周年で準優出、10月徳山周年、ダービーで優出と得意水面で

全 国 6.89
大 村 7.18

復調の兆しを見せている。ここ大村もGII誕生祭で3年連続優出中など実績は十分。秋から作る流れとしてここも好機到来だ。    


 福岡ダービーの優勝戦3着で生涯獲得賞金は35億円を突破した。数々の記録、功績を打ちたててきた男は、どんな舞台でも「淡々と臨む」と言う。その言葉の中には、タイトルを狙うことが当たり前、不調に陥っても必ず立て直す、という意味も込められている。「ほかの人と比べるとハイペースかもしれない」とも。これまでグランプリ10年連続20回の出場、

全 国 7.64
大 村 6.52

チャレンジカップは15回のドリーム戦発進。そして今年もここにいる。

 一昨年にヤングダービー優勝、昨年はSG初制覇、そして今年は関東チャンプに輝いた。着実にスター街道を歩んでいる。今年のGIで9優出という数字が示すように、記念戦線で常に上位争いへと持ち込む実力をつけた。ここ一番の決定打が欲しいという注文は残るが、トップクラスの旋回技術を

全 国 7.73
大 村 8.64

持つことは間違いない。抜群のハンドルワークとレバー操作が織りなすスピードレースを武器に、さらなる飛躍に期待できそうだ。