ドリーム戦(チャレンジカップ)
年末の大一番・SGグランプリ。獲得賞金ベスト6のアドバンテージは大きい。参戦はトライアル2ndからで、2nd初戦は1~3号艇。モーターとボートも上位6つが優先的に与えられる。グランプリ出場を狙う選手も、グランプリ出場当確組も、全員が勝負を懸けるのが「SGチャレンジカップ」だ。
SG第31回グランプリトライアル初戦の枠番決定方法
トライアル1st 第1戦 12月20日火 第11・12レース
| A組 | 1号艇 | 賞金8位 | 4号艇 | 賞金13位 | B組 | 1号艇 | 賞金7位 | 4号艇 | 賞金14位 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2号艇 | 賞金9位 | 5号艇 | 賞金16位 | 2号艇 | 賞金10位 | 5号艇 | 賞金15位 | |||||||
| 3号艇 | 賞金12位 | 6号艇 | 賞金17位 | 3号艇 | 賞金11位 | 6号艇 | 賞金18位 |
トライアル2nd 第1戦 12月22日木 第11・12レース
| A組 | 1号艇 | 賞金1位 | 4号艇 | トライアル1st得点率2位 | B組 | 1号艇 | 賞金2位 | 4号艇 | トライアル1st得点率1位 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2号艇 | 賞金4位 | 5号艇 | トライアル1st得点率3位 | 2号艇 | 賞金3位 | 5号艇 | トライアル1st得点率4位 | |||||||
| 3号艇 | 賞金5位 | 6号艇 | トライアル1st得点率6位 | 3号艇 | 賞金6位 | 6号艇 | トライアル1st得点率5位 |
●2016年1月~10月31日の獲得賞金額上位6名。
今年の桐生メモリアルと鳴門周年での勝ち方が菊地らしかった。モーター素性をつかみ取り、その良さをしっかり引き出す。近況の菊地は、その判断作業が素早くなっているのだ。出足を仕上げて臨戦態勢を整え、鳴門周年で8走オール0台スタート、桐生メモリアルでは7走中5走で0台スタートを決めて
| 全 国 7.89 |
| 大 村 7.25 |
主導権を握った。調整判断力を武器に抜群のスタート力を発揮するパターンをつかみ、充実期に入っている。
今年は最高にして最悪のスタートとなった。1月唐津周年を優勝して開幕ダッシュに成功したが、3月戸田周年の優勝戦で悪夢のFに散ったのだ。その罰則により下半期のGI戦線から離脱し、賞金レースを争ううえで大きなハンデを背負うこととなった。ならば「SGしかない!」と、鳴門オーシャンC優勝、
| 全 国 7.84 |
| 大 村 7.90 |
桐生メモリアル優出で賞金上積みに成功。大きな試練を乗り越えた今は、頂点を狙うべく最後まで集中力を切らさない。
昨年は秋口のSG、GI優出ラッシュでペースを上げ、11月のGI優勝で年末グランプリ出場へ滑り込んだ。一転して今年は平和島クラシックを優勝して、賞金レースで追われる立場となり、その反動で夏場にリズム急降下。それでも9月江戸川周年で準優出、10月徳山周年、ダービーで優出と得意水面で
| 全 国 6.89 |
| 大 村 7.18 |
復調の兆しを見せている。ここ大村もGII誕生祭で3年連続優出中など実績は十分。秋から作る流れとしてここも好機到来だ。
福岡ダービーの優勝戦3着で生涯獲得賞金は35億円を突破した。数々の記録、功績を打ちたててきた男は、どんな舞台でも「淡々と臨む」と言う。その言葉の中には、タイトルを狙うことが当たり前、不調に陥っても必ず立て直す、という意味も込められている。「ほかの人と比べるとハイペースかもしれない」とも。これまでグランプリ10年連続20回の出場、
| 全 国 7.64 |
| 大 村 6.52 |
チャレンジカップは15回のドリーム戦発進。そして今年もここにいる。
一昨年にヤングダービー優勝、昨年はSG初制覇、そして今年は関東チャンプに輝いた。着実にスター街道を歩んでいる。今年のGIで9優出という数字が示すように、記念戦線で常に上位争いへと持ち込む実力をつけた。ここ一番の決定打が欲しいという注文は残るが、トップクラスの旋回技術を
| 全 国 7.73 |
| 大 村 8.64 |
持つことは間違いない。抜群のハンドルワークとレバー操作が織りなすスピードレースを武器に、さらなる飛躍に期待できそうだ。
2009年から5年連続でSG制覇を成し遂げ、14年まで10年連続でグランプリに出場していた。15年は、F禍で苦戦した瓜生にとって不毛の1年だったのか? いや、この年に唐津周年を優勝し、これで九州全5場での周年タイトル獲得を達成して"九州のエース"の地位を揺るぎないものにしていたのだ。そして
復活弾はやはり九州、福岡ダービーでのSG優勝だった。年間賞金ランクトップに立ったエースが、快走を約束する。