外コースに行かないから、行き足と掛かりが大事

渡辺ボートレースからつでSGが開催されるのは2010年の第13回チャレンジカップ以来、12年ぶりです。地元から唯1人の出場ですが、いつもより気持ちが入っていますか？

深川気負い？　俺はそういうのがないんよね。うん、いつも通りです。いつでもどこでも一緒。

渡辺地元・唐津のSG出場は03年のMB記念（メモリアル）以来です。

深川29歳の時やったんや。「走ったような気がするな」っていうくらい（笑）。成績が悪かった印象は残ってるけど…（着順は545434534着。）

渡辺地元グラチャンへ向けての準備はいかがでしょうか？

深川GW開催でプロペラ調整を試したり、準備はそれくらいです。今は良いモーターを引けるかどうかが大きいです。
外のコースに出ることはないので、調整は行き足を良くしないといけないと思っています。行き足と掛かりが重要。もちろん、深い進入でも持つように、というのが大前提です。

渡辺数年前までは4コースのダッシュもありましたよね？

深川やっていましたけどね。でも、やっぱりダッシュは難しい。今は、基本的に全部スローですね。何コースになっても、スローにしています。

渡辺平和島でダービーを勝った時は、調整力の勝利でもありました。

深川調整もそうだし、6号艇で2コースを取れたことも大きかった。本番は気圧が変わりそうで、そこまで全部考えてプロペラを叩いた。それが決まって良かったなと思います。

追い風の日が多い唐津はスタートが難しい

渡辺深川さんから見て、唐津の水面イメージはどのようなものですか？

深川やっぱり追い風の日のほうが多いから、スタートは難しいという感じはしますね。唐津は水面からスタンドが遠いけど、ファンの人が叫んでいる声はたまに聞こえる。「おっ、なんか叫びよるなー」と（笑）。熱い人がいるみたいやね。

渡辺待機行動時間も他のレース場（1分40秒）より長く、1分50秒です。

深川それはやっぱり影響しますね。前づけに行くと深くなりますから。他のレース場に慣れている人は影響が出るでしょう。
自分はどのくらいから進入したら、どの程度流れるかがわかるので、地元のアドバンテージはあると思います。

佐賀支部選手の気持ちをもらって頑張りたい

渡辺4月に同期の山崎智也さん（3622・群馬）が引退されました。

深川同期が辞めると言われたら、やっぱり寂しくはなりますね。性格は真逆やけん、話すようになったのはここ5年くらい…、10年にはならないかも。4月戸田の帰りに「何てことしてくれたんだ（笑）」と電話した。ゆっくり休めと言いました。

渡辺最後に地元グラチャンへの意気込みを。

深川佐賀は上手な子はいっぱいいますけど、今回出場するのは僕だけなので、皆の気持ちだけもらって頑張ろうかなと思います。ファンの人もわかってると思うんで、いつも通りに、いつも通りのレースをしようと思います。