水面特性

水面特性

成績に直結する展示タイムは見逃せない!

大久保泰治
●『九州スポーツ』

以前はイン受難として知られていたが、近年はインの強さも徐々に上昇。過去1年でも1着率は55.5%と全国的に見ても平均した強さと言える。

最近1年進入コース別成績

(2023年6月~2024年5月28日/全種別)

進入コース 1着率 2着率 3着率
1コース 55.5% 73.2% 82.9%
2コース 13.6% 42.6% 62.2%
3コース 15.3% 38.9% 57.2%
4コース 10.1% 26.0% 47.7%
5コース 4.4% 14.7% 33.9%
6コース 1.1% 5.0% 17.2%

逆転筆頭となるのが3コース。1着率は15.3%と全国的に見てもトップクラスの数字で、捲りが決まり手の大半を占める。1マークがスタンド側に大きく振られているため、窮屈なインに対して、果敢に攻めて抜け出すシーンがよく見られる。4~6コースは全国平均の1着率を下回る数字となっている。これはダッシュの助走距離が短いことが影響している。特に6コースは全国ワーストと大苦戦だ。

女子戦限定のデータとなるとどうか。今年の4月に開催されたヴィーナスSはイン1着率62.0%と大きく幅を利かせた。ただ実力差も大きく、枠番の偏りがその一因とも言える。対して6月のAレディースではイン1着率は48.6%とやや低め。一方で2、3コースの強さも目立った印象だ。

また、当地は他場と計測位置も違い、展示タイムの信頼度が高いと言われている。過去1年(23年6月~24年5月)の展示タイム1位の1着率は29.5%。展示タイムの順位が成績にも直結している。コースにタイム、水面状況等をフル活用して舟券作戦に役立てたい。

最近女子2戦コース別1着率

ヴィーナスS:ヴィーナスシリーズ第1戦・マクール杯(2024年4月13日~18日)
Aレディース:GIIIオールレディース LOVE FM福岡なでしこカップ(2024年6月1日~6日)

  1コース 2コース 3コース 4コース 5コース 6コース
ヴィーナスS 62.0% 5.5% 13.2% 10.0% 1.4% 0.0%
Aレディース 48.6% 19.7% 21.1% 4.3% 5.6% 1.4%

展示タイム順位別成績

(2023年6月~2024年5月28日/全種別)

順位 1着率 2着率 3着率
1位 29.5% 47.7% 64.4%
2位 20.3% 39.6% 55.7%
3位 16.2% 34.4% 52.6%
4位 13.4% 29.2% 46.5%
5位 10.6% 25.9% 42.4%
6位 6.0% 18.4% 34.0%