展望

メモリアルのセンターは羽野
優勝争いの中心は、福岡の“神7”だ!!

森 大輔●『西日本スポーツ』

今年のSGも既に半分を消化。ここからはグランプリを見据えた戦いが本格化してくる。昨年のグランプリのボーダーは6409万円。となれば獲得賞金順位(7月23日現在)で6000万を超えている石野貴之(大阪)、磯部誠(愛知)、池田浩二(愛知)、羽野直也(福岡)、茅原悠紀(岡山)、桐生順平(埼玉)、土屋智則(群馬)までは当確。5500万を超えている濱野谷憲吾(東京)、馬場貴也(滋賀)、毒島誠(群馬)もかなり有力だろう。今年の好調なメンバーとあって、もちろん有力なV候補だ。

グランプリ出場に目を向けると実質的には残り8つの椅子を懸けた争い。地元勢では15位の前田将太(福岡)、17位の篠崎元志(福岡)はもちろん、20位で当地SGV3の瓜生正義(福岡)は勝負どころ。福岡でのSGVを生涯の目標と語る岡崎恭裕(福岡)に、現役最多の当地V15の篠崎仁志(福岡)、無冠返上をもくろむ西山貴浩(福岡)と福岡の“神7”がシリーズの中心を担うのは間違いない。当地メモリアルは現在3回連続で福岡勢が優勝しているのも見逃せない。

モーターに目を向けると当地の良機には2つの種類があり、1つは本体の素性が元から良い「ナチュラル型」と、中間整備が入ることで化ける「改造型」に分けられる。現在のダブルエースを形成する4863はナチュラル型。特に48は伸び足が常に抜群で乗った本人に加えて、対戦した相手までもがうなるスーパーエース級。A+ランクの283437もナチュラル型で、中でも伸び型の37はSランクに匹敵するレベルだ。

そして、「改造型」の代表格が6175。中間整備では前回モーターで良機だった部品を投入するので激変することが多い。特にギア交換の効果が大きく、ナチュラル型を凌ぐことも。今回もギア交換で良化しているものがかなりあり、中でもこの6175の激変ぶりは強烈。メモリアルまでにSランクまでのし上がる可能性もあり、要注意だ。

モーター
2連率
ベスト10

2023年2月

使用開始

 ~7月23日

順位 モーター
番号
2連率 勝率
1 48 50.0% 6.78
1 63 50.0% 6.42
3 61 47.0% 5.92
4 37 46.4% 6.14
順位 モーター
番号
2連率 勝率
5 28 45.4% 5.94
6 53 45.3% 6.22
7 73 43.7% 6.14
8 29 42.3% 5.97
順位 モーター
番号
2連率 勝率
9 59 42.1% 5.64
10 62 41.9% 5.85
●福岡はチルト1.5度まで
 使用できます。