初出場29選手

新世代と既存の勢力がぶつかる福岡・マスターズC
~博多華丸・大吉がオール阪神・巨人師匠に勝てるのか~

大阪のトップレーサーである松井繁、田中信一郎、太田和美に、今垣光太郎、前本泰和らバリバリのSG級が参戦するマスターズチャンピオンは、新しい時代に突入します。

今までのマスターズの面白さは、整備力とコメントでした。ベテラン陣が長い年月をかけて培った整備手腕と、言葉の重みを感じるコメントこそが“醍醐味”でした。

今年は新世代が既存の勢力と激突します。新世代がアッサリと優勝してしまったら、マスターズの勢力図が一気に変わってしまう気がしますが、実はそう簡単にいかないんじゃないのかな? と思っているんですよ。

今の漫才界で、マスターズの新世代に当てはまるとしたら「中川家」や「博多華丸・大吉」ですかね。確かにこの2組は勢いがありますし、瞬発力もある。でも漫才が20分の長丁場だったら、オール阪神・巨人師匠に勝てる気がしないんですよ。

マスターズ世代を背負ってきた今村豊、西島義則、江口晃生には「そんなに懐は甘くないよ!」というところを見せてほしい。三角哲男だって侮れないですよ。若くて勢いのある芸人より『いぶし銀』の芸人のほうが面白いと思うときがあるでしょ?

松井が1号艇のときに西島、江口が一緒だったら、松井はどうするんだろう? とか思うだけでワクワクします。毎日の前夜版を見るのが楽しみでしょうがない、そんな大会になりそうです!

サカイスト デンペー
兄弟漫才コンビ「サカイスト」の兄(41歳)
初舞台は1998年8月3日・銀座7丁目劇場。大阪女性漫才師の大御所「今いくよ・くるよ」を師匠に持ち、2013年、2014年に2年連続で「THE MANZAI」認定漫才師となる。現在はJLC「ボートレースタイム」のコメンテーターとしても活躍中。