福岡の舟券作戦
計測位置の違いが、重要度の違いに
多くのレース場では、バックストレッチのスタートライン延長線から2マークまでの150mを計測し、展示タイムとして公表している。
しかし、福岡の展示タイムはスタートライン延長線の60m手前から2マークの60m手前までを計測する。2マーク側の距離が確保できないためだ。その結果、直線だけでなく、回り足の良し悪しもタイムに反映される。
展示タイムの良さは、レース足の良さに繋がる。選手からの信頼度も高く「24場で一番参考になると思う」との声もあるほど。もちろん、舟券作戦の重要な情報である。
60mの違いが展示タイムの重要度を変える
福岡の展示タイムは、
展示の見方に不慣れなビギナーファンの強い味方
展示タイムとコース別成績をクロス
現行モーターになって8 節を消化した時点で、展示タイムトップの1着率は29%前後と高い数字を残している。3連率も60%超と高く、3回に2回は3連単に絡んでいる計算となる。2位の1着率は20%、3位は15%と、展示タイムが良いほど舟券、特に1、2着に絡む確率が高くなっているのがわかる。もう一つの表は、コース別の展示タイムトップの入着率だ。
2つの表をクロスさせてみよう。展示タイムトップの1着率は29%前後、その選手が1コースにいた場合、1着率は58%まで上がる。これはかなりの信頼度だ。2、3コースでも2連率は50%前後と高く、舟券の軸にできる。5、6コースからの1着は厳しいが、5コースの2連率25%は穴党なら狙える数字だろう。
「福岡の舟券作戦=展示タイム」ということを頭に入れて、迷ったときは『ペラ坊予想』をぜひご覧ください。
展示タイム順位別入着率
展示順位 | 1着率 | 2連率 | 3連率 |
---|---|---|---|
1位 | 29.1% | 48.0% | 60.8% |
2位 | 20.5% | 38.1% | 54.8% |
3位 | 15.8% | 31.9% | 50.6% |
4位 | 13.1% | 31.1% | 49.7% |
5位 | 10.4% | 27.0% | 45.4% |
6位 | 7.3% | 19.6% | 35.7% |
(9月7日現在)
展示タイムトップの進入コース別入着率
進入コース | 1着率 | 2連率 | 3連率 |
---|---|---|---|
1コース | 58.1% | 77.5% | 80.1% |
2コース | 27.2% | 56.1% | 66.7% |
3コース | 29.8% | 47.6% | 71.4% |
4コース | 16.2% | 40.5% | 66.2% |
5コース | 7.7% | 25.3% | 37.4% |
6コース | 2.0% | 5.1% | 21.4% |
(9月7日現在)
●展示タイムトップが複数名いる場合はそれぞれを1回として集計。