総展望

人気・実力を兼ね備えたスターの競演。
地元勢が地の利を活かす!?

ファン投票によって選出された人気も実力も確かなスーパースターたちが激闘を繰り広げるオールスターは、節目の第50回大会を迎える。

池田浩二

ファン投票1位 池田浩二は大本命

11年ぶりに得票数1位を奪還した池田浩二(愛知)は自身20回目の大会出場で、個人的にも節目の大会になる。昨年は唐津のグラチャンで8年半ぶりにSGタイトルを手にし、復活を強く印象づけた。今年もSG開幕戦・平和島のクラシックで優出するなど、特別戦で優出を続けており、第38回大会に続く2度目の大会制覇へ期待は高まるばかりだ。


多士済々のスターレーサーが激突

西山貴浩

3年連続得票2位の西山貴浩(福岡)はオールスターに欠かせない存在で、それが地元水面ならなおさらだ。ただ、今年は4月にモーターを更新していて、西山は初下ろしのシリーズとなるが、岡崎恭裕(福岡)、篠崎元志(福岡)はGW戦で一度現行モーターを経験している分、調整の利が大きくなりそう。

現役最多の当地V16を誇る瓜生正義(福岡)は、GIでも2度の優勝実績がある。それを上回る当地GIV3の濱野谷憲吾(東京)は、当地直近のSGである21年のオーシャンカップ覇者でもある。昨年のMVP馬場貴也(滋賀)にとって、当地はSG初Vのメモリアル水面。唯一無二のウイリーターンがもたらす超スピードは、芦屋の高速水面との相性もバッチリだ。それは3月に多摩川、大村の周年を制して早くも今年GIV2の毒島誠(群馬)をはじめ、茅原悠紀(岡山)や桐生順平(埼玉)も同様だ。菅章哉(徳島)と高田ひかる(三重)の伸び特化型も、かなり有効な武器になる。

女子・若手のジャイアントキリングに期待

定松勇樹
末永和也

昨年はクラシックで遠藤エミ(滋賀)が女子選手として史上初のSG制覇を成し遂げ、オールスターでは平高奈菜(香川)が優出と、女子選手の活躍が大きなトピックスになった。今年は3大会連続でドリームに選ばれた守屋美穂(岡山)の躍進に注目したい。

大会初出場組では、今年の九州チャンプ末永和也(佐賀)と最年少の定松勇樹(佐賀)の佐賀若手コンビにもジャイアントキリングの期待が持てる。

2023年度からの
グレードレース
賞金額
SG グランプリ 1億1000万円
グランプリシリーズ 1800万円
クラシック、ダービー、オールスター、メモリアル 4000万円
グラチャン、オーシャンC、チャレンジC 3400万円
PGI クイーンズクライマックス 1600万円
BBCT、マスターズC、ヤングダービー、レディースC 1200万円
SG、GI、GIIの
スタート事故
ペナルティー
SG
除外期間
SG優勝戦 スタート事故を起こした次のSGから24ヵ月間(GP含む
SG準優勝戦 スタート事故を起こした次のSGから12ヵ月間(GP含む
GI・GII
除外期間
SG、GI・GII優勝戦 あっせん辞退期間終了後12ヵ月間
SG、GI・GII準優勝戦 あっせん辞退期間終了後6ヵ月間