芦屋・オーシャンCを攻略する!

イン中心の芦屋だが、高配当的中の
チャンスも多数ちりばめられている!!

GII以上では3コースの1着率が上がる

芦屋は淡水で癖のない水面。影響を与えるのは風だけだが、ホーム追い風が強まる冬場と異なり、この時期は水面も穏やか。コース幅も広いため、スピードレースが展開される。

特徴はインの強さ。過去1年間のイン1着率は大村、徳山に次ぐ全国3位の数字を残す。ただ、これは一般戦でA級シード番組が多いのが最大の要因。大村や徳山ほど、イン絶対の雰囲気はない。機力と技量が発揮されやすい静水面のため、道中逆転や追い上げが見られるのも特徴だ。

GII以上の特別戦を振り返ると、過去3年間のイン1着率は60%で一般戦より下がる。それに対して一番数字を伸ばすのが3コース。逆に1着率が下がるのが4コース。スピードが活きる水面特性と、スタートが揃い、カドの旨みがなくなる傾向が現れている。5コースも一般戦より1着率が上昇。3コースと同様、奇数コースは有効だ。

オーシャンCの舟券ポイントは5つ

以上のことを踏まえて、芦屋オーシャンCの舟券作戦をまとめると次の通りだ。

(1)イン中心が大前提 機力で劣っても、多少スリットで先行されても、逃げ切ってしまうのが高速水面芦屋。あとは1号艇選手の信頼度次第になるが、SGなら大きな差はない。

(2)奇数コースが狙い 3コースは攻めの起点で逆転候補の筆頭。インの相手選びでも、特別戦の傾向や水面特性、季節を考慮すると奇数コースが浮かんでくる。配当面を考えても、2コースよりは3コース、4コースよりも5コースが狙い。

水面図

(3)展示タイムを参考に 芦屋のタイムは自動計測だ。各種オリジナルタイムは全て参考になるが、展示タイムだけでも十分役立つ。レースで好気配を見せられて、展示タイムが良かったから、と納得するケースは多々ある。

(4)前づけあるならカド一撃も 威力が薄れたといってもダッシュの利点がないわけではない。スロー勢に不安要素があればカドの威力は十分通用。外の選手の捲り差しまで警戒したい。

(5)女子選手で穴狙い 2年前のGIIMB大賞を制した守屋美穂は手の付けられない仕上がりだった。軽量の利が活きる水面で、特に守屋はGIIV2、小野生奈はGI、GIIで優勝と水面相性も抜群。

最近1年進入コース別成績(2020年6月1日〜2021年6月4日/2,436レース)

進入コース 勝率 1着率 2着率 3着率 平均ST 決まり手別1着回数
逃げ 捲り 捲り差し 差し 抜き 恵まれ
1コース 8.47 64.2% 16.2% 6.3% 0.15 1500回 - - - 56回 1回
2コース 5.59 11.9% 27.9% 18.5% 0.16 - 64回 - 186回 35回 5回
3コース 5.39 10.3% 22.3% 23.5% 0.15 - 78回 110回 27回 29回 7回
4コース 4.95 9.2% 18.0% 20.7% 0.16 - 109回 54回 35回 21回 3回
5コース 4.12 4.1% 11.9% 19.5% 0.16 - 19回 59回 6回 13回 2回
6コース 2.84 0.7% 4.2% 11.9% 0.18 - 3回 9回 2回 2回 1回