「グランプリシリーズ出場へ、とにかく優勝がしたいです」

― 今年ここまでを振り返ってください。

小野　いつまでにこうしようとか、1年のプランは特にないんですけど、今年は自分が思っていたよりも優勝回数が少なかったですね。それでもSGを多く走らせてもらって、準優にも2回乗ることができましたし、全てが勉強になりました。賞金に関しても、その積み重ねが大きかったです。

― 勝率で選ばれるダービーにも初めて出場されました。好成績を残した理由は？

小野　レーススタイルは全く変えていないので、ダービーに出られる成績が残せた要因は特に思い当たらないですが…。どのコースからでも、いつも勝ちたいと思って走っています。

― モーター調整に関してはどうですか？

小野　自分はターンよりも調整力でここまで来られたと思っています。現規格のモーターにも対応できていますよ。ターンも巧くなりたいとは思っているのですが、そう簡単になれるものではないです。今はレース場に入ったら、モーターやプロペラの調整に集中しています。もちろん、気持ちも大事ですね。

― GI初優勝を飾った芦屋での開催です。

小野　地元意識はありますが、芦屋だから特別な調整をするということはないですね。各レース場によって調整のイメージはあるんですけど、具体的に決めたものはなく、モーターに合わせて臨機応変に対応しています。だから狙っているわけではないのですが、どこでも出足型に仕上がる傾向です。

― 地元・福岡支部の選手が多く出ますね。

小野　福岡勢は毎年多いので、特に意識することはないですね。つねに切磋琢磨していますし、皆でどうこうではなく、一人一人が頑張ることが大事だと思います。

― 芦屋のレディースチャレンジカップへの意気込みをお願いします。

小野　特にこれが獲りたいということはなく、女子のタイトルは全部獲りたいと思っています。一走一走をしっかり頑張るだけ。グランプリシリーズへの勝負駆けにもなりますし、とにかく優勝がしたいですね。SGは1つでも多く走りたいので、ここで頑張りたいです。