夏場から活躍しそうな6モーター
エース機候補ナンバーワン!
初下ろしで羽野直也、2節目で池田雄一がともにオール3連対で準優勝、3連率は100%を誇る。両者とも「このエンジンは本体そのものが良い」と口を揃えた。共通点も多く、どちらの節でも前検1番時計をマーク。
特徴的には行き足から伸びの良さが際立っていたが、日を追うごとに回り足や回った後の中間速でも他艇をブッチ切るほどのパワー。終盤には必ず節イチ宣言が飛び出す。現時点ではエース機候補ナンバーワンだ。
| 初下ろし | ルーキーS第4戦 | 羽野 直也 | A2 | 1 1 2 1 2 2 3 3 1 1 2 |
| 2節目 | 日本MB選手会会長杯 | 池田 雄一 | B1 | 3 1 1 2 1 3 1 1 2 |
回り足のパワーは群を抜く!
初下ろしで仲谷颯仁が抜群の動きを披露。伸び切るまでの足が良く、道中での接戦に強い。準優は2着に入ったものの不良航法で賞典除外になっただけで、優勝戦のなかに入っても遜色ないどころかトップ級の足色だった。
2節目の谷本幸司も序盤から力感たっぷりの動き。回り足系に比重を置いていたが、行き足を含めて総合的に上位の仕上がり。17号機のような目に見えたパンチ力ではないが、回り足のパワーだけなら群を抜いている。
| 初下ろし | ルーキーS第4戦 | 仲谷 颯仁 | A2 | 2 5 1 2 2 1 1 1 2 2 3 5 |
| 2節目 | 日本MB選手会会長杯 | 谷本 幸司 | B1 | 1 2 2 3 4 1 2 5 6 4 4 |
乗り手次第で仕上がり変化!
バランス型。初下ろしで前出達吉が、強力な出足、回り足を武器にオール3連対で優出4着。「久しぶりに手応えがある」とそのパワーを実感していた。
逆に2節目の山崎裕司は序盤は伸びの良さが目立ち、乗り心地や回り足に不満を抱えていた。それでも終盤にはプロペラがマッチして完調。3日目後半からは5連勝と白星ラッシュで優出した。展示タイムも常時、好時計をマーク。出足にも伸びにも特徴が出せる印象だ。
| 初下ろし | ルーキーS第4戦 | 前出 達吉 | A2 | 3 2 2 1 1 3 2 2 4 |
| 2節目 | 日本MB選手会会長杯 | 山崎 裕司 | A1 | 1 3 1 3 3 1 1 1 1 1 5 |
総合力は上位のバランス型!
初下ろしは村松修二で、羽野直也とともに前検1番時計をマーク。初日に不良航法があったものの、きっちり巻き返して予選を突破した。シリーズ序盤から行き足から伸びが上位級で、スリットからグイグイと伸びた。
バランス型にシフトチェンジした分、パンチ力はやや落ちた印象だが全体的に好バランス。「全体的に見たら中堅上位くらいかな」と控えめだったが、足負けする選手はおらず、羽野や仲谷にも匹敵する仕上がりだった。
| 初下ろし | ルーキーS第4戦 | 村松 修二 | A2 | 2 1 3 1 5 1 2 3 4 3 1 |
整備巧者が惚れ込むパワー!
初下ろしは純地元の川上剛。新プロペラの調整が間に合わなかった初戦こそ大敗を喫したが、ペラがマッチした2走目から見違える足に激変。4連勝を含めたオール3連対。どちらかと言えば出足、回り足系に特徴が出ていたが、展示タイムもつねにトップを計時するなど、伸び負けもなかった。
「エンジンのポテンシャルがすごい。間違いなくエース機になれると思う。水面関係なく乗り心地が抜群」と底力に惚れ込んでいた。
| 初下ろし | 日本MB選手会会長杯 | 川上 剛 | A1 | 5 1 1 1 1 2 2 3 1 2 3 |
接戦になるとパワーを発揮!
新モーターの性能検査の検定タイムでナンバーワン。初下ろしで組んだ角谷健吾は前検時、「そんなに良いっていう雰囲気は全く感じなかった」と拍子抜けした表情を見せた。
だが、ふたを開ければレースで威力を発揮。レース足が力強くて接戦に強いタイプ。強烈に伸びることはないが、スリットは出足から行き足のつながりでカバー。レース向きと言える。最終的には「全部の足が良い」と好バランスで上位。難なく優勝を飾った。
| 初下ろし | 日本MB選手会会長杯 | 角谷 健吾 | A1 | 1 4 3 1 1 1 1 3 1 1 1 |
(成績は2017年6月21日現在)