ドリーム戦
デビュー10年目に突入したが、これまでF禍なしで勝率を下げたことがほとんどなく、今なお実力強化を続ける。それは、昨年11月のGII女子チャレンジCでの特別戦初制覇が通過点に過ぎないという印象を強く与えたことにもリンクする。その後、
女子賞金トップで出場したクイーンズCでは優勝を逃したが、「次は優勝します!」と力強く宣言した。昨年はレディースCでも優出を果たしており、新たな女王誕生も、もう目前だ。
チェック
近況も、女子戦に限らず、男女混合一般戦でも主力選手として普通に優出を果たすのが日常になっている。溌溂とした全速攻撃も大きな魅力だが、イン戦を含めたスロー戦での強さ、信頼度が真の実力の証ともいえる。
今や伝説となった2001年の唐津グラチャンで、女子レーサー初の快挙となるSG優出を1号艇で達成した。その後も長きに渡って女子トップ戦線をしなやかに、かつ力強いハンドルワークでひた走り、2度のレディースC優勝、クイーンズCは2年連続優出中。
15年の優秀女子選手に選ばれるなど、その持続力はまさに驚異的である。今年も女子獲得賞金では上位を争っており、生涯獲得賞金も今年中には8億円を突破する勢いだ。
チェック
新年第1戦となった唐津男女混合戦での優出を皮切りに、今年も各地で優出の連続。5月鳴門GIIIオール女子で待望の今年初優勝、6月には地元児島のW優勝戦でも優勝と、3度目の女王へ向け順調な仕上がりを見せる。
小野がその名を全国のファンに知らしめたのは2014年。B1級から一足飛びにA1級まで駆け上がると、初めて出場したレディースCでいきなり優出を果たし、一躍脚光を浴びる。その年のオールスターでSG初出場して以来、オールスターは4年連続出場中で、
地元福岡で開催された今年は予選で3連勝をマーク。また、昨年のレディースCでは準優勝と気を吐いた。イン戦以外の勝ち星はほぼ捲りという豪快な戦法が何よりも魅力だ。
チェック
毎年着実にレベルアップしており、今年は地元福岡オールスターで初めてSGの予選を突破し準優に進出した。強気一辺倒の攻めは2着も多くなる点が今後の課題だが、最近は競り合いに負けない小技も見せる。
2005年にレディースC初優出を果たして以来、季節を問わず女王の座を争う戦いには欠かせぬ存在に。11~12年にはレディースC2連覇を達成し、新たな時代の旋風を巻き起こした。その後出産を経て15年11月に実戦復帰。そこから3戦目には優出、5戦目で優勝。
その後は以前と変わらぬペースで優出を重ねる。昨年のレディースCでも優出して華やかな舞台でしっかり存在感を示した。そして今年の夏は、いよいよ完全復活のとき。
チェック
3月丸亀GIIIオール女子から、4月の当地GIIIオール女子を経て、6月に再びめぐってきた丸亀W優勝戦まで7場所連続で優出し、大村と2度目の丸亀では優勝を飾る。“夏本番”へ向けての調整に狂いはないようだ。
2011年にレディースC初出場を果たすなど、頭角を現し始めた矢先にF事故が続出。翌年から2年続きでレディースC出場を果たせなかったが、14年からは毎年出場している。15年にはクイーンズCにも出場を果たし、6コースから準優勝と健闘した。
Fが多いことで一発屋のイメージが先行するが、冷静に展開を突く差しや捲り差しを得意とし、追い上げや競り合いからの逆転勝ちも多い。技巧派の資質を備えた自在型レーサーだ。
チェック
3月には女子戦で連続優出(ともに準優勝)し、4月にも男女混合戦で紅一点の優出と勝負強い走りを見せる反面、最近は準優敗退も少なくない。成績はややムラがあるが、直前に当地ヴィーナスSを走った利点を生かす。
第2回クイーンズCで優出、昨年の第5回大会でも優出と、女子トップ戦線で戦い続ける実力者。ダッシュ捲りに威力があるが、特筆すべきは機敏なハンドルワークを見せる2コース差しで、6月常滑のヴィーナスS第3戦では準優戦、優勝戦を連続2コース差しで鮮やかに抜け出し、
シリーズを制した。豪快さに冷静さもプラスされ“機は熟した”とは使い古した表現だが、これ以上に今の長嶋の状況を言い表す言葉は見当たらない。
チェック
2017年後期勝率では、2位以下に大差をつけて女子トップに立った。今期突入後もヴィーナスS第2戦、第3戦を連覇するなど勢いは加速する一方だ。5月福岡SGオールスターでは「抜き」で2勝としぶとさも発揮。