下関 水面&モーターガイド
穏やかな水面で定石通りの展開に
下関はLED照明で全国一明るいナイター場。ピットから2マークまでの距離もあり、1マーク水面も広い。誰にでもチャンスがあるコース設定となっている。1マーク付近の堤防でうねりも入ってこず、潮の干満もレースに大きな影響を与えない。
1年を通じて静水面なため、1コースは逃げ、2コースは差し、3コースは自力主体、4コースはブイ際の差し、5コースは捲り差し、6コースは最内強襲と、定石通りのレース形態が多い。
前半戦のホーム向い風から徐々に追い風に変化するが、その追い風が5mを超えると突然、牙を剥く。イン逃げはターンを回った瞬間の向い風で失速するシーンが多く、差し、捲り差しで大穴が飛び出す可能性が増す。
イン水面も夏場は1着率10%減
コース1着率はインが全国有数に強く、6割オーバーの数字を残す。レースの隊形はもちろん、1号艇にシード選手が多く入る番組構成の影響も大きい。
ただ、夏場になるとイン1着率が約1割ほど下がる傾向だ。気温が高くなって起こしが重く、回転の上がりが悪いのが要因。インに座る選手で、機力が伴わない時の取捨選択が好配当ゲットの鍵を握る。
ちなみに、当地前回のSG(17年・チャレンジC)はイン1着率が61.4%と高かった。
エース機不在で数字の信頼度も微妙
モーターは3月16日に初下ろしされたがエース機が不在。当初は優出を連発した11 、63が有力候補だったが、近況はエース級の迫力に欠けるし、乗り手で稼いだ感もある。節ごとにトップ級がコロコロと変わっているのが現況。
さらに、2連率が高くても低調機シリーズで稼いだケースもあり、鵜呑みは危険。試運転や展示航走の気配、タイムには注目したい。
