徳山では5年ぶり2度目の開催となるSGグランドチャンピオン。徳山は得意不得意の差が激しい場の1つで、走る機会が多い中国、九州地区の選手の活躍が目立つ。今大会、地元山口支部からは寺田祥（山口）だけが参戦。意外にも今年の当地出走はなく、ぶっつけ本番となるが、これまでの実績からしても中心であることに変わりはない。

当地実績が目立つマスターズ世代にも注目。上平真二（広島）は主に一般戦ながらコンスタントに出走歴があり優出、優勝も多数。GW戦でも優出と下見はばっちりだ。今垣光太郎（福井）、坪井康晴（静岡）、魚谷智之（兵庫）、原田幸哉（長崎）も走れば好走が多く、水面相性の良さは申し分なし。

中堅世代では宮地元輝（佐賀）に期待。昨年は飛躍の年となったが、今年も既にGIIVなど好調を持続。当地では1月戦Vと調整面での不安もない。グランプリ18名へ挑戦もここでペースアップだ。馬場貴也（滋賀）も今年こそ賞金王へ、SG戦線前半で結果を残したいところ。当地GIVの実績がある西山貴浩（福岡）も存在感を示すか。

モーターは3月に更新されたばかり。現時点では40がエース機候補。新モーター2節目に赤岩善生（愛知）が調整を施し覚醒。その赤岩と、3月クラシック覇者の土屋智則（群馬）がV。全体にバランスが取れて上位だ。34も同じく2度のVがある。迫力ある伸び型の仕上がりで、行き足も良好だ。GW戦で白井英治がVの35や、混合戦で大山千広Vの22も行き足強力。54も伸び型で魅力的だ。

●徳山はチルト2度まで使用できます。