ヤングダービーは序盤好成績の選手が優勝戦まで突っ走る！！

当地得意＆近況好調な村上にV期待

毎年、ニューヒーローの誕生に沸くPGIヤングダービー。今年は徳山で初開催となる。実力接近の大激戦の大会だけに、序盤から勢いに乗った選手が圧倒的に有利。そうなると調整面で有利となるのは当地実績が高い選手だ。

注目は村上遼（長崎）。GIIIウエスタンヤングに続き、7月の当地ルーキーSでVと実績、勢いとも抜群だ。近江翔吾（香川）も当地は4月にV。そのシリーズ準Vだった井上一
輝（大阪）は、7月のルーキーSでも優出。ともに当地を得意にしている。

選出勝率ナンバーワンの上田龍星（大阪）、2位の上條暢嵩（大阪）の大阪コンビも堂々と主役を張る。上田は約1年当地出走はないが、昨年のルーキーS準Vなど苦手意識はない。念願のGIタイトルへ猛アタックだ。 上條は今年既に2節、当地を走っていて、うち準Vが1回と水面相性も良く期待は高まる。

羽野直也（福岡）、仲谷颯仁（福岡）の福岡コンビも大暴れ候補。地元で孤軍奮闘の佐々木完太（山口）も見せ場を作る。

使用者全員◎評価の54がエース候補

徳山は全国有数のイン有利な場で、過去1年間の1コース1着率は60%を超える。イン逃げが10本以上決まる日も多い。レース傾向はインが逃げて、2コース差し、3コース捲り、4コース差し…といった王道パターンが多い。

モーターは4月に使用開始となり約5ヵ月。好不調の波があるモーターもあるが、基本的に調子が良いモーターはずっと良いままで、素性も固まりつつある。

まずは優勝2回と実績上位の54。ここまで使用した全員が「すごく良い」と話した超抜機だ。夏場以降もその勢いに衰えはなく底力がある。57も白井英治がGWシリーズで優勝して以降、ずっと好調。47は島川光男が優勝したほか、準Vが2回と安定感がある。スリット付近、ターン回りの気配が良く、実戦向きに仕上がる傾向だ。

注目は37。5月の68周年で魚谷智之が使用して準V。その後も節イチパワーを誇ったシリーズもある。安定感にこそ欠けるが、その破壊力は魅力十分だ。

開催期間中の潮汐表

最近6ヵ月進入コース別成績（2021年2月1日〜7月31日/1,128レース）

進入 コース	勝率	1着率	2着率	3着率	平均 ST	決まり手別1着回数
						逃げ	捲り	捲り差し	差し	抜き	恵まれ
1コース	8.57	63.8%	16.5%	7.0%	0.15	761回	-	-	-	31回	1回
2コース	5.78	12.1%	28.2%	19.9%	0.17	-	32回	-	105回	11回	2回
3コース	5.43	9.2%	23.2%	22.7%	0.16	-	51回	42回	14回	8回	0回
4コース	4.89	8.4%	16.7%	20.2%	0.16	-	43回	30回	21回	9回	2回
5コース	4.10	5.3%	10.8%	17.9%	0.16	-	12回	35回	4回	15回	0回
6コース	3.06	1.5%	5.0%	12.5%	0.18	-	6回	6回	0回	6回	1回

モーター2連率ベスト10（2021年4月・使用開始〜8月18日）

●徳山はチルト2度まで使用できます。